国会活動
2025.3.14 予算委員会「総理に恥をかかせないで」
2025年03月14日
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○山本太郎君
れいわ新選組、山本太郎です。
まず、前回のおさらい。
資料②。
- 資料②
昨年9月、奥能登の豪雨で発生した大規模な土砂被害。国の事業の対象分だけでも、輪島で16万7000立米(㎥)。
令和元年台風19号、9つの県で発生した災害廃棄物、自衛隊が撤去した全量の6万5000立米(㎥)をはるかに上回る。
危機感を持った石川県知事、昨年11月、非公式に自衛隊派遣を求めるが、防衛省幹部の危機感のなさから自衛隊は派遣されず、人手不足の民間事業者も手が足らず、ほぼボランティア任せの土砂被害からの復旧に移行。
資料③。
- 資料③
2000件以上の土砂撤去が災害NPO、ボランティアに依頼されるが、豪雪地帯の雪にも邪魔され、土砂撤去は3月でも終了せず。
災害NPOが持ち込んだ自前の重機だけでは足りない。
資料⑤、⑥。
- 資料⑤
- 資料⑥
県は、企業から重機をリース、災害NPOなどに無償で貸し出してきた。9月27日以降、重機の無償貸出しに県が費やした費用は3000万円。県は、この費用を災害救助費から賄えたらと期待。
資料⑦
- 資料⑦
災害救助費とは、仮設住宅や炊き出しなど12の分野、その活動に国から支給される。その1つが障害物除去。
ここに宅地の土砂撤去が含まれる。災害救助費は一定金額を前払で交付。
ただし、事後チェックで、その使い方は認めないなど国から物言いが付けば、市町村の自己負担となる。
資料⑧。
- 資料⑧
昨年12月10日、県は、重機リースを災害救助費で賄えるのか、初めて国に問合せ。そこから2月25日まで計4回問い合わせるが、国から明確な回答はなし。
県は、災害救助費から重機の無償リースは難しいと判断、2月末で終了と関係者に伝達。2月28日、国は、やっと県に救助費から出ると回答。その前日、2月27日、山本事務所から、石川県にどう回答をしたのかとお尻をたたかれ、ようやく回答したにすぎない。国は、重機無償貸出しに救助費は使えるのか明言を避け、石川県がこの支援を打ち切るのを促していたとすら疑われる。
リース終了の知らせを受けた災害NPOは、この数カ月、重機の貸出しが終わる、自前で重機リースをする費用をどう確保するのかと大混乱。3月10日、本委員会で、重機の無償貸出費用が災害救助費から出ることをいまだ現場NPOなどに伝わっていないことを指摘。
資料⑨。
- 資料⑨
災害救助費から出す、柔軟に考えていくから安心してくれと現場の方に伝えていただきたいと求め、総理は、直ちに周知すると約束くださいました。
昨夜、いくつかの災害NPOに聞いてみると、どこからも連絡も説明もないという。予算委員会の総理の前向きな答弁に期待を持ち、今はどこのNPOも静観状態。でも、かなり焦っていると。もし無理だった場合、新しい重機を手配するには時間が相当かかる。その間、現場を動かせないと皆心配している様子。
総理の直ちに周知するを受けて、いつ、誰に対して、どのような内容をどんな形で周知しましたかと今から質問する予定でしたが、あまりにも答えが長いので、私が言います。
3月10日23時18分に、県の担当課長にメールで知らせたと。
総理が直ちに周知すると約束したことが、たった1回、たった1本のメールで終わりだったことに憤りを感じます。
なぜ、市町の担当者にも連絡しなかったんですか。あとは県がやることと放置したんでしょう、内閣府。
資料①。
- 資料①
コミュニティーを守ると宣言された総理、この宣言にお気持ち変わりはないですか。
○内閣総理大臣(石破茂君)
前回も委員にお答えをいたしましたように、そこにいたいと、自分がそこに住んでいた、そして周りの人たちと知己であると。金沢に行けとかそういうことではなくて、ここに住みたいんだという方々のお声は、被災地に行くたびに承っておるところでございます。
変わりはございません。
○山本太郎君
ありがとうございます。
総理のお気持ち、揺るぎないんです。でもね、それに対して、官僚ちゃんと動いていないんですよ。総理に恥かかせないでもらっていいですか。
資料⑮、⑯。
- 資料⑮
- 資料⑯
障害物除去のメニューの枠内で重機のリース代が災害救助費から出ることになった。
ただし、障害物の除去ができるのは、生活に最低限必要な場所の土砂撤去に限られる。厳格に運用してしまえば、自宅敷地内の生活動線も微妙になる。これでは、コミュニティーを守るどころか再生することも難しい。
総理は、障害物の除去をどこまで認めるか判断基準を明確にし、迅速、的確に、分かりやすく、災害ボランティア活動が円滑に行われるよう早急に検討すると発言。どう検討しましたかと聞く予定でしたが、答弁があまりにも長い上に、中身空っぽ、以前と変わらずでした。なので、私が総理に直接一問一答形式で簡単にお聞きしたいと思います。
資料㉓、㉔。
- 資料㉓
- 資料㉔
先日の質疑で、土砂を撤去し、家庭菜園を作るなど、地域のつながりを取り戻すという災害NPOの取組にリース代や燃料費を出す柔軟な考え方を求めたところ、総理は、家庭菜園等々がコミュニティーを守っていく上において非常に重要な役割を果たすということはご指摘のとおり、政府として柔軟に対応いたしてまいりますし、そういう場合にも対応ができるようにいたしたいと思っておりますと発言くださいました。
資料⑫、⑬。
- 資料⑫
- 資料⑬
この答弁では、家庭菜園は認められるべきものと総理に認識していただいたということで私は受け止めています。
問題は、家庭菜園等々の等々がどこまで含まれるのかということをこれから検討していくということだったと思うんです。
まずは、この家庭菜園については認められるべき範囲であろうと、そういう認識ということでよろしいですか。一言、イエスかノーかで。
すみません、そのペーパーに「答え」ないでしょう、あなた。何で渡すんですか。
○内閣総理大臣(石破茂君)
結構でございます。
家庭菜園はその対象となるものでございます。
○山本太郎君
ありがとうございます、本当に。直接そういうふうに言っていただかないと、以前と同じ運用の紙を回すだけになっちゃうんですね。聞きましたか、官僚の皆さん。しっかりとお願いしますね。
水害後、災害NPOが取り組んできた一部を紹介します。
資料⑲、⑳。
- 資料⑲
- 資料⑳
公民館、集会所周り、小学校などの流木、土砂撤去。農機具の救出、田んぼの水路掘り出し。
お墓の撤去や農機具の救出、農道に関しては、管轄外なのでお願いしたいと行政からも数々依頼があるそうです。
資料⑰、⑱。
- 資料⑰
- 資料⑱
神社は、地域の皆さんのよりどころ。各地域の神社の参道などの土砂、流木撤去、倒壊した鳥居の撤去、泥に埋まったおみこしの救出などフル稼働です。
資料㉑、㉒。
- 資料㉑
- 資料㉒
地下に設けられた水路に豪雨で流された漂流物が詰まり、水をせき止め、川の流れが変わった。今も雨が降るたびに周辺の家の中に水が流れ込む。梅雨になれば、雨が続けば、完全に住めなくなってしまう。
災害NPOが重機を使い、水路に詰まった車や木材などの撤去をスタート。
資料㉕。
- 資料㉕
そして、自衛隊も業者も入らない手付かずの集落も存在する西保地区では、これから地域の各家にかかる道の土砂撤去から集会所の再生、おみこしの救出などなど、やることが山積み。これを「災害NPOの自腹でやれ」は、さすがにひどい。
今、示した事例の中、私が口頭で説明した事例の中で、コミュニティーを再生する上で不必要なものって何かありましたか、総理。あったかなかったか、ここ、一言でお願いします。
○内閣総理大臣(石破茂君)
神社につきましては、その宗教法人としての性格からいくつかの制約があるものと考えております。
村の鎮守様という言葉があるように、神社はコミュニティーの中核であるということは間違いないことでございますが、宗教法人法上の手続あるいは制限等々、すみません、今、私、ここで委員にきちんとお答えができないのは申し訳ないことでございます。よく整理をして、現場の方々にきちんと話が伝わるようにさせてください。申し訳ございません。
○山本太郎君
今お伝えした神社、今、発言がありましたけれども、神社という部分で少しネックになる部分があるかもしれない、そこはしっかりとクリアできるかどうかを確認したいというお答えでした。
それ以外にもわたって、コミュニティーを再生するという観点において必要、そういうものに関しては、これは災害救助費の撤去として使えるという方向でぜひ調整をいただきたいんです。一言いただけますか。
○内閣総理大臣(石破茂君)
すみません、ご指摘をいただきまして、そういうものがコミュニティーの再生のために必要であるというふうに判断をして、ほかの法令上の障害といいますか、支障がない限りはできるようにいたしたいと思います。
ここで、これとこれとこれはできますみたいな無責任なことは申し上げませんが、現場の方が逡巡しておられるところであるのであれば、というかあるのでしょう、政府として、周知が迅速、的確になされるように努めてまいります。
○山本太郎君
資料㉖。
- 資料㉖
県のリースとは別に、重機メーカーのコマツが、昨年から5つの災害NPOに対して小型重機17台、これ、月200万円分相当を無償で提供してくれていたんです。けれども、貸与期間が3月いっぱいで終了するんですね。
これ、県からの重機もどうなるか分からない中で、現場は更にパニックになっています。
これ、ここ、国のお金で延長していただけるように、これ、いきなり17台の重機が3月いっぱいで撤退してしまうということになったら、これ現場、動きが止まってしまうんですね。縮小するしかなくなるんです。ここ、自腹でなかなかNPO、カバーできないんですね。
1200万円、たとえ半年借りたとしても1200万円。国から出す大量のお金ということではなくて、ミニマムな形で、NPOの方々にも力を借りながら、コミュニティーを再生していくということにぜひご検討いただきたいんです。民間の重機無償貸出しという枠で、17機あったものがこれ撤収になります。どうか国のお力添えいただけないでしょうか。
○委員長(鶴保庸介君)
それは質問ですか。
総理、時間が来ておりますので、お答えはもう簡潔にお願いします。
○内閣総理大臣(石破茂君)
すみません、初めて、すみません、私の不行き届きで初めて聞かせていただきました。コマツの重機がどのようなことで貸出しというか活用されているのかも含めまして、国が民間のそういうようなものに対して支援ができるかどうか、制度の有無を含めまして、検討の上、返答は申し上げます。大変行き届きませんで申し訳ありません。
○山本太郎君
時間が来たので終わります。
総理、ぜひお助けください。よろしくお願いします。
ありがとうございます。
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