国会活動
2022.12.2 予算委員会「総理、愛はありますか」
2022年12月06日
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○委員長(末松信介君) 次に、山本太郎君の質疑を行います。山本太郎君。
○山本太郎君 統一教会問題のうみを出し切る特別委員会の設置を求めます。
委員長、お取り計らいをお願いいたします。
○委員長(末松信介君) 理事会で協議をいたします。後刻理事会で協議をいたします。
○山本太郎君 総理、政治家を志した理由、お聞かせいただけますか。
○内閣総理大臣(岸田文雄君) 私自身、小さな頃から様々な経験をする中で、是非、公の仕事、世の中に尽くす仕事、こうした仕事に私の人生を是非ささげてみたい、そういった思いを持った、それが大きな背景でありました。そういった思いを持ちながら生きる中で政治家の道を歩み出した、こうしたことであったと振り返っております。
○山本太郎君 総理、政治信念、教えていただいていいですか。
○内閣総理大臣(岸田文雄君) 政治信念、これは様々な場で申し上げておりますが、やはり聞く力、多くの人々の、聞く、声を聞く、これが基本であると。
代議士という言葉がありますが、代わりに議論するさむらいと書きます。やはり多くの方々の声を聞き、そして仕事をする、それが国会議員、代議士としての基本的な姿勢として大事ではないか、こうしたものを大事にしながら今日まで参りました。
○山本太郎君 総理、総理というお仕事、激務ですか。激務ですか。
○内閣総理大臣(岸田文雄君) まあ、私自身、力が微力であるせいかもしれませんが、実際やってみまして、精神的にも体力的にも激務であるとは感じております。
○山本太郎君 総理は、御子息、御子息とも一緒にお仕事されていると思うんですけれども、どんなお仕事をされていますか、御子息は。
○内閣総理大臣(岸田文雄君) 私の長男は以前から私の公設秘書を務めておりました。そして、先日から総理大臣秘書官の一人として仕事をしております。
○山本太郎君 上司の目から見て、仕事ぶりはどうですか、息子さんの。
○内閣総理大臣(岸田文雄君) 仕事の成果ということにつきましては、それぞれ人間でありますので十分でない部分も多くあると思いますが、何よりも、仕事をする上においてはその姿勢、心掛けが大事だと思います。
自分の持っている力を最大限発揮するよう努力をする、そういった姿勢を持ってもらうことが大事だと思っておりますし、そういった姿勢は、現在のところ、しっかり持って仕事をしていると感じております。
○山本太郎君 できる方だといううわさも聞いております。
激務の中で、総理が御子息の顔を見たときにほっとする瞬間、そういうこともありましたか、今まで。
○内閣総理大臣(岸田文雄君) もちろん仕事をしている間は、それぞれ公の立場でありますので、仕事に専念しなければなりません。しかし、肉親でありますので、ほっとする瞬間もある、それはおっしゃるとおりだと思います。
○山本太郎君 言いたいことは何かというと、御自身の娘、息子のようにこの国に生きる人たちをおもんぱかっていただきたい、そう考えていただきたいんですね。
今、みんな、むちゃくちゃ困っています。どうか、一律の10万円給付、これを御検討いただけないですか。いかがですか。
○内閣総理大臣(岸田文雄君) 今、本当に厳しい経済状況等の中で多くの国民の皆さんが苦しんでいる、悩んでいる、そして大変な努力を続けておられるということ、こうしたことに対して政治の立場から思いを巡らし、そして寄り添うということは大事だと思います。
そのために政治として何をしなければならないのか。やはり具体的に結果を出さなければなりません。そして、多くの国民の皆さん、全体の皆さんの幸せをできるだけ多くするためにどういった政策を用意しなければいけないのか、我々はそれを考えなければなりません。
委員御指摘のように、この現金給付、これも大切な政策だと思います。だからこそ、政府においても、今年に入ってから累次にわたって経済対策を行う中で、特に困っておられる方々に対して5万円の給付、こうした現金給付、何度か用意をした、こうしたことであります。
こうした現金給付についても、政府として必要なものを用意しなければならないと思いますが、あわせて、全体の皆さんのこの幸せを考えた場合に、様々な皆さんが裨益できるような様々な政策を重層的に用意をして、より多くの方々にこうした厳しい時代を乗り越えていただけるこの支えになるような政策をこの総合経済対策として、全体としてしっかりまとめて、これを実行していくことが重要であると考えます。
○委員長(末松信介君) 時間参っております。
○山本太郎君 はい。
最後に、一律十万円給付も検討の中に入れてくださいませんか。検討です。
○委員長(末松信介君) 時間が参っておりますので、簡潔にお願いします。
○内閣総理大臣(岸田文雄君) 決して未来永劫否定しているものではありません。その状況に的確に対応するためにどんな政策のメニューが必要なのか、これを絶えず考えていきたいと存じます。その中で現金給付というメニューも状況に応じて考えていく、こうしたことはあり得ると思っています。
○山本太郎君 検討するのはただです。是非、一律の10万円給付、よろしくお願いいたします、検討してください。
ありがとうございました。
○委員長(末松信介君) 山本太郎君。
○山本太郎君 れいわ新選組代表、山本太郎です。
会派を代表し、本法案に対して反対の立場から討論します。
25年続く不況、コロナ災害、物価高騰の三重苦。国民生活、事業継続は瀕死の危機です。
特に緊要となった経費が補正予算のはずが、本案は、人々を救う、すぐにでも必要な予算は非常に薄い又は入っていない。おかしな話です。今緊急に必要な予算とは、消費税廃止、一律給付金、社会保険料、水道光熱費の減免などであり、日本経済再生のためには徹底した需要の喚起と供給の増強を図る必要があり、それは失われた30年を取り戻すための投資でもあります。このような組替え動議を衆院で出しましたが、否決、残念でなりません。
この非常時に、財政再建が必要、プライマリーバランス黒字化と寝言を言う政治家こそ非常識極まりない。たとえこの先、岸田総理が辞任となっても、次の総理も財務省、経団連の言いなりでしょう。更に状況は悪くなるだけ。だったら、岸田さん、あなたがやってください。覚悟を決めて人々を、この国を救ってほしい、徹底的な財政出動で。
以上、終わります。
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