山本太郎(れいわ新選組代表)オフィシャルサイト

国会活動


○委員長(末松信介君) 令和5年度補正予算2案の修正について山本太郎君から発言を求められておりますので、この際、これを許します。山本太郎君。
○山本太郎君 私は、れいわ新選組を代表して、ただいま議題となりました令和5年度一般会計補正予算及び令和5年度特別会計補正予算に対する修正の動議を提出いたします。
岸田内閣の提出した補正予算は、物価高や重税に苦しむこの国に生きる人々を救済するものとなっていません。逆に、財務省と経団連の好みだけピックアップし、国民に冷や水を浴びせるものです。
私たちは、今国会でも、それ以前からも、国民の経済の切実な要求に基づき、消費税は廃止、悪い物価高が収まるまでの季節ごとの一律給付、10万円の一律給付、社会保険料の減免などが必要と訴え続けてまいりました。
一方、今国会の議論では、岸田内閣を始め、一部野党までもが消費税減税を否定するための理屈をこねくり回していました。直近の世論調査では、消費税減税に賛成が約六割、そのような結果が出ているにもかかわらず、国会の中と外の温度差は開くばかりです。
私たちとしては、この温度差を埋めるべく、この国の現実を国会の中に持ち込み、失われた30年により壊された国民経済を再生させるために、今回、補正予算の修正案を提案いたします。
本修正案では、12月から3月、本年度残り4か月のための施策を計上しております。消費税をゼロにするための費用を7.8兆円、ガソリン税をゼロにするための費用0.7兆円、悪い物価高が収まるまでの季節ごと10万円一律給付金の費用25兆円、社会保険料の引下げ4兆円、18歳までの子供に一律月3万円給付するための費用1.9兆円、そのほか、中小企業支援として、いわゆるゼロゼロ融資の利子支払免除のための費用2.5兆円などとなっております。詳細は修正案を御覧ください。
歳出増は合計44.6兆円を計上しており、税負担の軽減分も含めた新規の特例国債の増は53.1兆円です。大きな額と思われるかもしれません。しかし、第一に、これは必要不可欠な支出であると考えております。与野党の皆様には、1つでも国民生活にとって不要なものなどあるのか、御確認いただきたいと思います。
この修正案に多く含まれる給付金や税軽減の支出は、全てが一度に消費に回るものではないため、物価上昇の影響は比較的少なく、貯蓄を含めて人々の生活を下支えいたします。また、別途、税制の再構築を行い、所得税の累進性強化、そして法人税への累進制度導入による格差是正策を行うことにより、所得の再分配や物価抑制の手段も重要と考えております。なお、本修正案では、特別会計予算については補正は行わないものとしております。
自民党政権で進められてきたコストカット経済からの真の脱却と、実質賃金が低迷する中での国民生活の底上げを岸田内閣の責任で今すぐ行っていただきたいが、方向性がずれているので修正の提案となりました。
何とぞ、議員各位の御理解を賜り、本修正案に御賛同いただけるようお願い申し上げ、私の提案理由説明といたします。
ありがとうございます。


○委員長(末松信介君) 山本太郎君。
○山本太郎君 れいわ新選組、山本太郎、本案に反対の立場で討論します。
30年間に及ぶ不景気に、コロナが来て、物価高のトリプルパンチ。低所得者だけでなく、中間層も多くの中小零細事業者も人間の尊厳を守れる生活を送れていません。今がまさに緊急事態であるにもかかわらず、来年には賃上げが広がっていく、良い兆候が見えていると、おとぎ話よろしく浮世離れしたぺらぺらな答弁で、今地獄の縁に立たされた人々をあざ笑うような予算に、何をどう賛成できるんでしょうか。
直ちに予算、お金が絡まない、れいわ、天畠大輔による人間の尊厳を守るための訴えに関しても塩回答。料亭で会食させてくださいって言っているわけじゃないですよ。当事者の声を聞いてくれと言っている。今年3月に同じことをお願いしたら検討すると言っていたのに、いまだ塩漬けですか。結局、金や票に直接つながらないことには指一本も動かしたくないという貴族的振る舞い。国民の命が懸かっている局面で、消費税減税は時間が掛かるとへ理屈をこねる野党も万死に値します。
消費税廃止、一律現金給付、社会保険料の減免は必須です。れいわ新選組が貴族の集まり永田町をひっくり返します。
ありがとうございます。




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