国会活動
2024.5.22 予算委員会「総理、いつ本気出してくれるんですか?」
2024年05月22日
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○山本太郎君
能登半島地震から今日で142日、いまだ多くの家の蛇口から水が出ていない。
資料②と⑧。
本委員会でお願いしてきました宅地内漏水問題、水道事業者が参入しやすくなるよう交通費などを行政が持つことになりました。総理のご決断があって前に進んだようですね。改めて総理にお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございます。
総理、これからも全力で復旧復興に当たるということでよろしいですよね。ここは、ごめんなさい、ペーパーじゃなくて一言で、これからも全力であたるということをお約束ください。
○内閣総理大臣(岸田文雄君)
当然、あたります。
○山本太郎君
国交省、この新制度、国の財政補助、負担はありますか。一言でお願いします。ある、ないで。
○政府参考人(松原誠君)
ございません。
○山本太郎君
県独自の施策で、ここに国は1円も出さない。先ほど総理にお礼を申し上げましたけれども、撤回いたします。
先週月曜、奥能登を訪れ、地元水道事業者数社に聞き取り、新しい制度では年内の復旧も難しいということ。
資料③。
問題点、そして改善点を3つ。
1、県単価の2万6000円で奥能登まで出張するのは県内の事業者でも厳しい。
最低でも金額を倍に。
2、全国の優良事業者が必要。
今の規模感では県内向けの呼びかけでしかない。
3、宿泊費用を出すといっても泊まるところがない。
総理、コミュニティーを守ると言うなら、宅地内漏水、国の公共事業として国がお金を全部持っていただきたいんですよ。
そこに、ペーパー、答えないですよ。遅れをこれ今何とかしてほしいんです。やる、やらない、一言で言ってください、お願いします。ペーパー必要ないです。
○内閣総理大臣(岸田文雄君)
手段は様々な手段があります。それを総合して、結果として、ご指摘の点について、個人の宅地内配管の修繕について、前進できるように国としてもその努力をいたします。
○山本太郎君
もう国の努力はお金を出すしかないんですよ。お願いします。
委員長、能登半島地震に特化した総理入り本委員会の開催を、本委員会の開催を。
○委員長(櫻井充君)
後刻理事会で協議させていただきます。
○山本太郎君
資料④と⑤。
3月5日、本委員会でお伝えした珠洲市で食料が足りていない話。
避難所、在宅、合わせて1食当たり2,500食、1日3食で7,500食必要。この頃の自衛隊の炊き出しは1日で1,640食、圧倒的に足りていないどころか、3月23日を最後に自衛隊は炊き出しから撤退。その空いた穴、民間と自治体の努力で、3月27日から1日1回、最大2,600食のお弁当を提供。
資料⑥、⑦。
しかし、先週からお弁当を5分の1に減らしました。内閣府いわく理由は3つ。
1つ目。
夏を前に食中毒発生リスクを低減するため。毎年夏に必ず起きる豪雨災害を振り返ってみれば、自衛隊、これ必ず炊き出ししていますよ。理由になっていない。
2つ目。
仮設住宅の完成で避難者数の減少。長期にわたる避難生活に疲れて、倒壊した自宅に戻る人々も少なくない。その人たちから食事を取り上げるんですか。そもそも仮設住宅入居者には最初から配食さえされていない。仮設で暮らす80代、90代、貧困化も問題化しています。
3つ目。
市内店舗の復活など地域経済の振興のため。上下水道の問題がある中で、市内の飲食店の再建、進んでいませんよ。店で買えは現実的ではない。仕事を失った人、休業手当が月3、4万しかない人、独居高齢者もいる。
5月14日までは各避難所にまとまったお弁当を配布していました。在宅の人でも被害の程度にかかわらずお弁当をもらえた。
今回の変更から被害が半壊以上の人に限定された。一方、生活困窮者は、申請して認められたら支給される。けれども、夕方3時半から5時半まで、市内中心部までに取りに来れる人だけに限定。日本海沿岸部、外浦、どうなるんですか、中心部まで片道40分以上かかるのに。移動手段ない人は。今やっていることは事実上の切り捨てなんですよ。
これ、責められるべきは被災自治体の職員じゃない。彼らは元日から今日に至るまで被災しながらも走り続けている。
奥能登6市町、行政で働く人々に役所内の声を聞いた。上の方たちはかなり疲れている、休みなく対応、決断が続くと思考が鈍ってきてだんだんどうでもよくなる、そんな声がすごく聞こえてくる。ほかにも、長期的なビジョンもないまま支援が次々に撤退することで投げやりになっていると感じる。ほかにも、復旧が遅れている中、県や国に頼っていることを恥ずかしいと考え、必要な支援の要請を控える場面を見てきた。どうなるか全く見えない中で耐え忍び続けている奥能登の住民たちですよ。
地元自治体がそう決めた、特段の助言もしなかったと人ごとのように説明する国。いつ本気出してくれるんですか。
このような状況の中で、資料⑪。
総理、半壊以上など被害限定せずに、全ての家の蛇口から水が出るようになるまでは2,600食のお弁当は閉ざさないでほしいんです。やめないでいただきたい。国のサポートしてください。約束してください。そしてもう1点。災救法の一般基準の上限引き上げて、市内で使える1日あたり千円の金券とか出してくださいよ。地元商店、再開できるように応援してほしいんですよ。この能登の被害は特別ですよ。コミュニティー守りたいんだったら、それぐらいしないと駄目です。
いかがでしょうか。
○内閣総理大臣(岸田文雄君)
例えば珠洲市によれば、委員も資料これ出されておりますが、避難者の数の減少や市内店舗の再開、食中毒発生リスク、こういった観点から、原則として避難所避難者に対して弁当を配給するとしたと承知していますが、在宅避難者に対しても台所が使えない等の状況にある場合は弁当を支給するなど、こうした取組を行っています。
政府としては、現地のこのなりわい再開支援の貢献も考慮をしつつ、こうした現地のこの避難者のニーズを踏まえた支援、これをしっかり支援してまいりたいと考えています。
○委員長(櫻井充君)
山本君 時間が参りました。
○山本太郎君
答えていないじゃないですか。現地はちゃんとした判断できない状態にあるんですよ。休みないんですよ。このような中で、ちゃんとした判断できていない状態で切り捨てられている人たちがいる。だから、総理に助けてくださいと言っているんですよ。
2,600食が500食になって、食事もらえていた人たちももらえないような状況になっちゃった。ここ、国の責任でやってよって。それを経済活動を阻害すると言うんだったら、災救法の中でお金が出るという部分を金券に替えて町の商店で使えるようにすればいいじゃないですか。そういうことやってくださいよ。
○委員長(櫻井充君)
山本君、時間が参りました。ルールは守ってください。
○山本太郎君
少なくとも補正予算は付けなきゃ駄目ですよ。
○委員長(櫻井充君)
ルールはお守りください。
○山本太郎君
予備費でできるんでしょう。やってください、総理。
最後に一言。
○委員長(櫻井充君)
結構です。総理、答弁結構です。
以上で山本太郎君の質疑は終了いたしました。
これにて国内外の諸課題に関する集中審議は終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。
○山本太郎君
総理お願いします。
本当にお願いします。
本当にお願いします。
○内閣総理大臣(岸田文雄君)
はい。
○山本太郎君
むちゃくちゃ大変なんです。
本当に。
お願いします。
本当にお願いします。
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